ボディ・ポジティブへの違和感
LGBT、SDGs、ヴィーガニズムなど、いまいちみんなよく分かってないが話題になっている横文字は多い。
ボディ・ポジティブもその一つで、これは読んで字の如く、
自分の体型を肯定していこうぜ。といった考え方のようだ。
主に太った人が卑屈にならないように、自分を嫌いにならないように、そういう目的で提唱された考え方らしい。
最近だと東京オリンピックの開会式で渡辺直美をブタのキャラクターで登場させるといったボツ案があった事が週刊誌にリークされ、それについて渡辺直美本人がコメントした事で話題に上がった。
インターネットでは#bopoと検索をかけるだけで無数のプラス・サイズなる人達の写真が出てくる。
そんなボディ・ポジティブだが、俺はちょっとどうかと思ってる。
痩身信仰へのアンチテーゼとしてはいいと思う。
人々を過剰なダイエットへ駆り立てる風潮は危険だし、意味がない。
そして、体型を面白おかしく笑われたら傷付くのも分かる。
しかし、肥満はまぎれもない病気だ。肥満によって引き起こされる病症の数々は言うまでもないだろう。
日本で言うちょっとぽっちゃりしてるかな、くらいならまだいいが、プラス・ボディを自称する人の中で、健康面に不安がありそうな人達は少なくないように見える。
太っている人が何を言われても良いとは思わないが、何か言われるには理由がある。
健康面に支障をきたすような体型を肯定することは、その人たちの為にもならない。
もはやこれは過剰防衛なのではないだろうか。
身体に悪かろうと何だろうと、好んでプラス・ボディでいる人はそれでいいだろう。
実際他人がどんな体型でいようがとやかく言われる筋合いはない。
ただ、#bopoで出てくる人達の多くはそうではないのではないだろうか?
このムーブメントの行方はいかに・・・